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3Dプリンター用語辞典|フィラメント・積層ピッチ・印刷設定を解説

3Dプリンターの用語115語を9分野から検索。フィラメント、積層ピッチ、ブリム、サポート、アイロニングなどの意味・使いどころ・注意点を初心者にも分かりやすく確認できます。

3D LAB / KNOWLEDGE BASE

3Dプリンター用語を、使える知識に。

「ブリムって何?」「アイロニングはどんなとき使う?」をその場で解決。初心者から印刷設定を見直したい人まで、専門用語を日本語・英語から探せる無料辞典です。

115 用語収録9 カテゴリー登録・ログイン不要
GUIDE / まず違いを理解

間違えやすい設定の違い

01

造形の基本

まず知っておきたい3Dプリンターの仕組み

13 WORDS
FDM方式初級Fused Deposition Modeling樹脂フィラメントを加熱して細い線状に押し出し、一層ずつ積み上げる造形方式。
どういうときに使う?

家庭用のフィラメント式3Dプリンターの基本方式を理解するときに使います。

設定・確認のポイント

光造形方式とは素材も作り方も異なります。

別の呼び方FFF / 熱溶解積層 / 熱溶融積層
FFF方式初級Fused Filament Fabrication熱で軟らかくしたフィラメントを積み重ねて形を作る方式。FDMとほぼ同じ原理を指す言葉。
どういうときに使う?

機種の仕様や記事にFFFと書かれていてもフィラメント式と理解できます。

設定・確認のポイント

名称の違いだけで品質や性能が決まるわけではありません。

別の呼び方FDM方式 / 樹脂押出
レイヤー初級Layer3Dプリンターが高さ方向へ順番に積み上げる一層分の造形。
どういうときに使う?

プレビューで積み重ね方を確認するときの基本単位です。

設定・確認のポイント

層が薄いほど必ず品質が上がるとは限りません。

別の呼び方層 / 積層 / 一層
積層ピッチ初級Layer Height一層あたりのZ方向の厚さ。0.08mmや0.20mmのように指定する設定。
どういうときに使う?

目立つ段差と積層数を調整するときに確認します。

設定・確認のポイント

薄くすると積層数が増えやすく、時間や安定性も変わります。

別の呼び方レイヤー高さ / 層の厚み / 積層厚 / 積層高さ
ノズル径初級Nozzle Diameter溶けた樹脂が出てくるノズルの穴の直径。一般的な表記はmm。
どういうときに使う?

細部の再現や押し出せる樹脂量を検討するときに使います。

設定・確認のポイント

実際の対応レイヤー高さや線幅は機種・設定によります。

別の呼び方ノズルサイズ / 0.4mmノズル
XYZ軸初級X Y Z Axes造形位置を表す3方向の座標。通常X・Yは水平方向、Zは高さ方向。
どういうときに使う?

モデルの向きや高さをスライサーで調整するときに見ます。

設定・確認のポイント

機種の機構が違っても座標の意味は基本的に共通です。

別の呼び方X軸 / Y軸 / Z軸 / 縦横高さ
スライサー初級Slicer3Dモデルを印刷用の層と移動経路に変換するソフトウェア。
どういうときに使う?

印刷前に温度・速度・サポートなどを設定するときに使用します。

設定・確認のポイント

設定名や項目の場所はソフト・バージョンによって違います。

別の呼び方スライス / スライスソフト / Bambu Studio / OrcaSlicer / PrusaSlicer
スライス処理初級Slicingモデルの形状と印刷条件から、実際のノズル移動や層の情報を作る処理。
どういうときに使う?

設定を変えたあと結果の変化をプレビューで比較するときに使います。

設定・確認のポイント

スライスが成功しても実際の造形成功は保証されません。

別の呼び方スライシング / スライスする
ビルドプレート初級Build Plate最初の層を載せて造形物を支える板。表面材やコーティングに種類があります。
どういうときに使う?

初層の定着や造形物の取り外しに関係します。

設定・確認のポイント

材質に合った温度・清掃・接着方法を使ってください。

別の呼び方造形プレート / ベッド / 印刷台 / プレート
造形サイズ初級Build Volumeプリンターが印刷できる最大のXYZ範囲。
どういうときに使う?

モデルが印刷範囲に収まるか判断するときに確認します。

設定・確認のポイント

サポートやブリムを追加すると必要な面積が広がることがあります。

別の呼び方造形エリア / 印刷可能範囲 / ビルドボリューム
造形方向初級Print Orientationモデルをプレート上でどの向きに置いて積み上げるかという条件。
どういうときに使う?

サポート量・表面の見え方・強度を変えたいときに調整します。

設定・確認のポイント

見た目だけでなく積層方向の強度差にも注意します。

別の呼び方モデルの向き / 配置方向 / 寝かせる / 立てる
スケール初級Scaleモデル全体の大きさを比率で変更する機能。
どういうときに使う?

必要な完成サイズに合わせるときに使います。

設定・確認のポイント

小さくすると細部や壁厚が印刷できなくなる場合があります。

別の呼び方拡大率 / 縮小率 / 倍率 / サイズ変更
初層初級First Layerプレートに直接触れる最初の印刷層。以降の造形を支える土台。
どういうときに使う?

剥がれ・浮き・定着不足を確認するときに重要です。

設定・確認のポイント

最初の層が不安定だとその後の印刷にも影響します。

別の呼び方ファーストレイヤー / 1層目
02

フィラメント・素材

PLA・PETG・湿気・材料の選び方

14 WORDS
フィラメント初級FilamentFDM/FFF方式のプリンターへ供給する細い樹脂材料。通常はリール状に巻かれています。
どういうときに使う?

材料の種類・色・残量・対応温度を確認するときに使います。

設定・確認のポイント

メーカー推奨の温度や保管条件を優先してください。

別の呼び方樹脂 / スプール / 材料
PLA初級Polylactic Acid比較的扱いやすいことが多いフィラメント素材。試作品や一般的な造形に使われます。
どういうときに使う?

まず基本的な造形を試す素材の候補です。

設定・確認のポイント

耐熱性や屋外耐候性を必要とする用途では適合性を確認します。

別の呼び方ポリ乳酸 / PLA樹脂
PLA Matte初級Matte PLA表面の光沢を抑えたPLA系フィラメント。外観を落ち着かせたい造形に使います。
どういうときに使う?

飾るモデルやフィギュアの印象を変えたいときに選びます。

設定・確認のポイント

層の密着や強度・推奨温度は製品によって異なります。

別の呼び方マットPLA / 艶消しPLA / マットフィラメント
PETG初級Polyethylene Terephthalate Glycol耐衝撃性や粘りを重視する用途で使われることがあるフィラメント。
どういうときに使う?

PLA以外の機能部品の素材候補を検討するときに使います。

設定・確認のポイント

糸引きや定着の性質はPLAと異なり、乾燥や設定が重要です。

別の呼び方PETG樹脂 / ペットジー
ABS中級Acrylonitrile Butadiene Styrene耐熱性などを求める部品に使われる熱可塑性樹脂の一種。
どういうときに使う?

用途に合う材料を選定するときに確認します。

設定・確認のポイント

反りやにおいが発生しやすいことがあり、適切な換気・設備が必要です。

別の呼び方ABS樹脂
ASA中級Acrylonitrile Styrene Acrylate耐候性が求められる部品に採用されることがある樹脂。
どういうときに使う?

屋外用途を想定した材料選びの候補です。

設定・確認のポイント

印刷環境・温度管理・換気への配慮が必要です。

別の呼び方ASA樹脂
TPU中級Thermoplastic Polyurethane弾性のある柔らかいフィラメント素材。
どういうときに使う?

滑り止めやクッション状の部品を試作するときに検討します。

設定・確認のポイント

送り機構によって使える硬さ・速度に制限があります。

別の呼び方柔軟フィラメント / フレキシブルフィラメント
ナイロン系フィラメント中級PA Nylon機械部品などに用いられるPA系フィラメント。
どういうときに使う?

耐摩耗性などの材料特性を重視するときに検討します。

設定・確認のポイント

吸湿しやすい製品があり、十分な乾燥と対応機種の確認が必要です。

別の呼び方PA / ポリアミド / ナイロン
サポート用材料中級Support Material本体と別の素材を用いて支えを造形するためのフィラメント。
どういうときに使う?

多材料対応のプリンターでサポート接触面を改善したいときに用います。

設定・確認のポイント

素材ごとの組み合わせや温度・切替ロスを確認します。

別の呼び方サポートフィラメント / サポート材
スプール初級Spoolフィラメントを巻いてある芯やリール。
どういうときに使う?

材料をセットしたり残量を計量したりするときに扱います。

設定・確認のポイント

残量計算では空スプール重量を引き忘れないようにします。

別の呼び方リール / フィラメント巻き / ボビン
フィラメント径初級Filament Diameterプリンターに供給する材料自体の直径。ノズル径とは別の寸法。
どういうときに使う?

フィラメントが機種に対応しているか確認するときに使います。

設定・確認のポイント

対応していない径は正常に送れないことがあります。

別の呼び方1.75mm / 材料径
吸湿中級Moisture Absorptionフィラメントが空気中の水分を取り込む性質。
どういうときに使う?

糸引き・泡・表面荒れの原因候補を調べるときに確認します。

設定・確認のポイント

素材によって吸湿の程度が異なります。

別の呼び方水分 / 湿気 / フィラメント湿気
フィラメント乾燥初級Filament Drying材料内の水分を減らすために温度と時間を管理して乾燥する作業。
どういうときに使う?

材料が湿っている可能性があるときに検討します。

設定・確認のポイント

素材・スプールの耐熱性とメーカー指定条件を守ってください。

別の呼び方ドライヤー / 乾燥機 / フィラメント乾燥機
自動材料切替中級Automatic Material System複数のフィラメントを供給し、必要に応じて切り替えるしくみ。
どういうときに使う?

多色や材料切替を使いたいときに確認します。

設定・確認のポイント

対応機種・適合材料・パージ量は構成により異なります。

別の呼び方AMS / AMS Lite / マルチカラー / マルチマテリアル
03

スライサー・形状設定

壁・充填・レイヤーなどの設定項目

14 WORDS
インフィル初級Infillモデル内部に作る格子や模様などの構造。
どういうときに使う?

材料使用量・印刷時間・必要な剛性のバランスを調整するときに使います。

設定・確認のポイント

充填率だけで完成品の強度が決まるわけではありません。

別の呼び方充填 / 内部充填 / 中身
インフィル密度初級Infill Density内部の充填割合を百分率で指定する設定。
どういうときに使う?

軽さや材料消費量を調整するときに使用します。

設定・確認のポイント

造形方向や壁数も強度に大きく関係します。

別の呼び方充填率 / インフィル割合 / 密度パーセント
インフィルパターン初級Infill Pattern内部の充填構造をどの形状で組むかを決める設定。
どういうときに使う?

部品の性質や造形時間を比較したいときに使います。

設定・確認のポイント

パターンごとに強度や交差部の挙動が異なります。

別の呼び方充填パターン / ジャイロイド / グリッド
ジャイロイド中級Gyroid曲面が連続するインフィルパターンの一つ。
どういうときに使う?

内部構造の種類を比較するときの選択肢になります。

設定・確認のポイント

あらゆるモデルで最適とは限りません。

別の呼び方gyroid / ジャイロイド充填
壁の数初級Wall Loops外側の輪郭を何周分積み重ねるかを指定する設定。
どういうときに使う?

側面の厚さや強度を考えるときに確認します。

設定・確認のポイント

ノズル径・線幅によって実際の壁厚が変わります。

別の呼び方ウォールループ / 周壁数 / 外周数 / 壁数 / perimeters
壁厚初級Wall Thickness造形物の外側を構成する壁の厚さ。
どういうときに使う?

薄い部品の印刷可否や丈夫さを検討するときに使います。

設定・確認のポイント

CAD上の設計厚とスライサーでの線の配置が一致しない場合があります。

別の呼び方シェル厚 / 肉厚 / 外壁厚
トップシェル層数中級Top Shell Layersモデルの上面をふさぐために重ねる実体層の数。
どういうときに使う?

上面に内部充填の模様が透けるときなどに確認します。

設定・確認のポイント

積層ピッチと組み合わせて実際の厚さを考えます。

別の呼び方上面層数 / トップレイヤー / 上面レイヤー
ボトムシェル層数中級Bottom Shell Layersモデルの下面に作る実体層の数。
どういうときに使う?

底面の強度や印刷の透けを確認するときに使います。

設定・確認のポイント

厚くしすぎると材料・時間が増えます。

別の呼び方底面層数 / ボトムレイヤー
線幅中級Line Widthノズルが敷く一本の樹脂ラインの幅を指定する値。
どういうときに使う?

壁や上面の埋まり方を調整するときに確認します。

設定・確認のポイント

ノズル径と同じ値とは限らず、プリセットに従うのが基本です。

別の呼び方押出幅 / エクストルージョン幅 / ライン幅
可変積層ピッチ中級Adaptive Layer Heightモデルの場所によってレイヤー高さを変える機能。
どういうときに使う?

曲面を細かく、単純な高さ部分を粗く造形したいときに使います。

設定・確認のポイント

対応スライサーでのみ利用でき、設定結果の確認が必要です。

別の呼び方可変レイヤー高さ / アダプティブレイヤー
シーム初級Seam各層の外周を描き始め・終える位置に生じるつなぎ目。
どういうときに使う?

側面に縦筋や点が目立つときに確認します。

設定・確認のポイント

隠す位置を工夫しても継ぎ目が完全に消えるとは限りません。

別の呼び方継ぎ目 / Zシーム / シーム位置
シーム位置中級Seam Position各層の外周の開始・終了位置をどう配置するかの設定。
どういうときに使う?

人目につく面のつなぎ目を減らしたいときに使います。

設定・確認のポイント

モデル形状により効果は変わります。

別の呼び方継ぎ目位置 / 背面に配置 / ランダム
スライスプレビュー初級Slice Preview印刷前にノズル経路・サポート・層ごとの構造を確認する画面。
どういうときに使う?

スライス後に問題がないか確認するために使います。

設定・確認のポイント

画面上の見え方は実際の造形結果を保証しません。

別の呼び方プレビュー / レイヤープレビュー / 動作確認
モディファイア中級Modifier指定したモデル領域だけに別の印刷設定を適用する機能。
どういうときに使う?

一部分だけ充填率や速度を変えたいときに使います。

設定・確認のポイント

対応する設定項目や操作方法はソフトによって異なります。

別の呼び方設定変更領域 / 領域別設定 / モディファイアメッシュ
04

初層・定着

ブリム・スカート・ラフト・Zオフセット

11 WORDS
ベッド定着初級Bed Adhesion造形物の最初の層がプレートにしっかり付着している状態。
どういうときに使う?

印刷途中で部品が剥がれるときに優先して確認します。

設定・確認のポイント

温度・清掃・初層・モデル形状など複数の要因があります。

別の呼び方初層接着 / 密着 / 食いつき
ブリム初級Brimモデルの底面の周囲に薄い樹脂を広げ、プレートへの接地面積を増やす方法。
どういうときに使う?

背が高いモデルや接地面が小さいモデルで剥がれ対策に使います。

設定・確認のポイント

取り外し後に縁へ跡が残ることがあります。

別の呼び方ブリム幅 / ふち / つば / つば出し
スカート初級Skirtモデルに接触しない位置に先に引く外周ライン。
どういうときに使う?

ノズルから材料が安定して出るか、初層状態を確認するときに使います。

設定・確認のポイント

通常、モデルの接地面積を増やすものではありません。

別の呼び方スカートライン / 周囲の線
ラフト初級Raftモデルの下に広い印刷用の土台を追加する方法。
どういうときに使う?

底面の定着を補助したいときに検討します。

設定・確認のポイント

材料・時間が増え、底面の仕上がりに影響することがあります。

別の呼び方土台 / ラフト層
ブリム隙間中級Brim-Object Gapブリムとモデル本体の間に設ける水平の隙間。
どういうときに使う?

ブリムを剥がしやすくしたいときに確認します。

設定・確認のポイント

隙間を広げすぎると定着を助ける効果が減る場合があります。

別の呼び方ブリムとモデルの距離 / ブリムオブジェクト間隔
初層の高さ初級Initial Layer Height最初の一層にだけ設定する積層高さ。
どういうときに使う?

初層の押し付け具合や安定性を調整するときに使います。

設定・確認のポイント

通常のレイヤー高さと別設定になることがあります。

別の呼び方ファーストレイヤー高さ / 初層ピッチ
初層速度初級Initial Layer Speed最初の一層を造形するときの移動速度。
どういうときに使う?

初層がうまく定着しないときに確認する設定の一つです。

設定・確認のポイント

速度だけでなく温度や清掃も関係します。

別の呼び方ファーストレイヤー速度 / 初層のスピード
Zオフセット中級Z Offsetノズルとプレートの距離を補正するための値。
どういうときに使う?

初層が潰れすぎる・密着しないときに関係します。

設定・確認のポイント

自動校正のある機種では機種の手順に従い、安易に変更しないでください。

別の呼び方ノズル高さ補正 / 初層高さ補正
ベッド温度初級Bed Temperature造形プレートを加熱するときの設定温度。
どういうときに使う?

材料ごとの定着や反り対策で確認します。

設定・確認のポイント

適切な温度は素材とプレート種類によって違います。

別の呼び方プレート温度 / ヒートベッド温度
象の足中級Elephant Foot初層近くの側面が外へ広がり、底面が太く見える状態。
どういうときに使う?

はめあいの寸法が合わないときの原因候補です。

設定・確認のポイント

初層の押し付けや温度、補正設定などを確認します。

別の呼び方エレファントフット / 底面膨らみ
象の足補正中級Elephant Foot Compensation初層周辺の外形を小さくして底面の張り出しを軽減する機能。
どういうときに使う?

底面寸法の過大を減らしたいときに確認します。

設定・確認のポイント

補正しすぎると底面が細くなることがあります。

別の呼び方エレファントフット補正 / 底面の膨らみ補正
05

サポート・張り出し

ツリーサポート・角度・接触距離

12 WORDS
サポート初級Support空中に張り出した部分などを下から支えるための仮設構造。
どういうときに使う?

造形しづらい下面や浮いた形状があるときに使います。

設定・確認のポイント

取り外し痕や材料使用量が増える場合があります。

別の呼び方支柱 / 支え / サポート材
オーバーハング初級Overhang下の層から外側へ大きく張り出す形状。
どういうときに使う?

どこにサポートが必要か判断するときに確認します。

設定・確認のポイント

印刷できる角度は素材・冷却・機種などによって変わります。

別の呼び方張り出し / 庇 / はみ出し
オーバーハング角度中級Overhang Angle張り出しをどの角度からサポート対象とするかの判定設定。
どういうときに使う?

自動生成サポートの量を調整したいときに使います。

設定・確認のポイント

角度の基準方向はスライサーごとに異なる場合があります。

別の呼び方サポート角度 / しきい値 / オーバーハングしきい値
ツリーサポート初級Tree Support枝が伸びるような形状で必要な部分を支えるサポート方式。
どういうときに使う?

複雑な形状の接触面や支柱配置を調整するときに検討します。

設定・確認のポイント

モデルによっては細い枝が不安定になることがあります。

別の呼び方ツリー / 木のサポート / 樹木サポート
通常サポート初級Normal Support柱や格子など比較的規則的な形状でモデルを支える方式。
どういうときに使う?

広い下面や安定性を優先したいときに検討します。

設定・確認のポイント

接触面が広くなり、除去が大変な場合があります。

別の呼び方ノーマルサポート / グリッドサポート / 格子サポート
サポート接触面中級Support Interfaceサポートとモデルが接する直前に作る密度の高い層。
どういうときに使う?

サポート下面の仕上がりを調整したいときに確認します。

設定・確認のポイント

材料・密度・距離を変えると剥がしやすさも変化します。

別の呼び方インターフェース / 接触層 / サポートインターフェース
サポートZ距離中級Support Z Distanceモデルとサポートの接触部の上下方向の間隔。
どういうときに使う?

サポートが外れにくい・下面が荒れるときに確認します。

設定・確認のポイント

広げすぎると下面の支えが弱くなることがあります。

別の呼び方上部Z距離 / トップZ距離 / 接触Z距離
サポートXY距離中級Support XY Distanceサポートとモデル側面の水平方向の離れ具合。
どういうときに使う?

側面への接触痕やサポートの密着を調整するときに見ます。

設定・確認のポイント

離しすぎると支えが不足する場合があります。

別の呼び方XY間隔 / 水平距離 / サポートとモデルの距離
サポートペイント中級Paint-on Supportsモデル表面へサポートの必要・不要を指定する操作。
どういうときに使う?

自動サポートの範囲を部分的に変えたいときに使います。

設定・確認のポイント

反映後にプレビューで生成結果を確認してください。

別の呼び方手動サポート / サポートを塗る / サポート塗り
ブリッジ初級Bridging左右の支えの間を、樹脂を空中に渡して印刷する状態。
どういうときに使う?

サポートを減らせる形状か判断するときに関係します。

設定・確認のポイント

距離が長い・冷却不足などの条件では垂れることがあります。

別の呼び方橋渡し / 橋 / 空中を渡す
ブリッジ速度中級Bridge Speed支えのない区間を渡す際の専用速度設定。
どういうときに使う?

ブリッジの垂れや糸の張り具合を調整するときに使います。

設定・確認のポイント

冷却や流量との組み合わせで結果が変わります。

別の呼び方橋渡し速度 / ブリッジ印刷速度
サポートのブリム中級Support Brimサポートの足元へ縁を付けて定着を助ける設定。
どういうときに使う?

細いサポートが途中で倒れるときに検討します。

設定・確認のポイント

本体のブリムとは設定が分かれている場合があります。

別の呼び方サポートブリム / 支柱ブリム
06

見た目・表面仕上げ

アイロニング・シーム・積層痕

11 WORDS
アイロニング初級Ironing印刷済みの平らな上面へノズルを再度走らせ、表面をならす仕上げ機能。
どういうときに使う?

平らな上面の筋を目立たなくしたいときに使います。

設定・確認のポイント

曲面や側面には基本的に同じ効果はなく、時間も増えることがあります。

別の呼び方アイロン / アイロン仕上げ / 表面アイロン / 平滑化
アイロニング流量中級Ironing Flowアイロニング中に追加する樹脂量を指定する値。
どういうときに使う?

アイロニング後に溝や盛り上がりが残る場合に確認します。

設定・確認のポイント

多すぎると表面が荒れ、少なすぎると隙間が埋まらない場合があります。

別の呼び方アイロン流量 / アイロン押出 / アイロンフロー
ファジースキン中級Fuzzy Skin外壁の経路へ揺らぎを与え、ざらついた質感を作る機能。
どういうときに使う?

積層痕を目立たせにくい質感を作りたいときに使います。

設定・確認のポイント

寸法精度が必要な接合面への適用に注意します。

別の呼び方表面ざらざら / テクスチャ / 表面質感
表面仕上がり初級Surface Finish積層痕・継ぎ目・糸引きなどを含めた造形物の外観。
どういうときに使う?

設定変更による見た目の違いを確認するときに意識します。

設定・確認のポイント

素材・向き・温度・速度など複数の条件が関係します。

別の呼び方表面品質 / 表面のきれいさ
トップ面初級Top Surfaceモデルの上向きに露出した平らな面。
どういうときに使う?

アイロニングや上面の層数を調整するときに対象となります。

設定・確認のポイント

モデルの向きによってトップ面になる場所は変わります。

別の呼び方上面 / 最上面 / トップサーフェス
外壁初級Outer Wallモデルの一番外側に作る壁のライン。
どういうときに使う?

見た目を重視して速度や順序を調整するときに確認します。

設定・確認のポイント

外壁だけの調整で全体の強度が決まるわけではありません。

別の呼び方外周 / 外側の壁 / 表面ウォール
内壁中級Inner Wall外壁の内側に配置する輪郭のライン。
どういうときに使う?

壁の数や印刷順序を確認するときに使います。

設定・確認のポイント

順序の選択は寸法や表面の見え方に影響します。

別の呼び方内側の壁 / インナーウォール
壁の印刷順序中級Wall Printing Order外壁と内壁のどちらを先に印刷するかを決める設定。
どういうときに使う?

側面の仕上がりや寸法差が気になるときに比較します。

設定・確認のポイント

形状やスライサーによって結果は異なります。

別の呼び方外壁先 / 内壁先 / 印刷順
積層痕初級Layer Lines積み重ねた層の境界が表面に見える現象。
どういうときに使う?

フィギュアや曲面の表面品質を検討するときに意識します。

設定・確認のポイント

積層ピッチ以外に造形方向や材料も関係します。

別の呼び方層の線 / 段差 / 積層の筋
リンギング中級Ringing角や急な方向転換の後ろへ振動由来の模様が残る現象。
どういうときに使う?

表面に繰り返しの波模様が出たときに調べます。

設定・確認のポイント

速度・加速度・機体の振動などが関係します。

別の呼び方ゴースティング / 振動模様 / 波打ち
Zバンディング中級Z Banding高さ方向に周期的な縞や厚み差が現れる現象。
どういうときに使う?

均一な円筒や壁に横縞が出るときの原因候補です。

設定・確認のポイント

機構の誤差と押出ムラを切り分ける必要があります。

別の呼び方Z縞 / 高さ方向の縞 / 一定間隔の横筋
07

温度・速度・押出

流量・冷却・リトラクションなど

13 WORDS
ノズル温度初級Nozzle Temperatureフィラメントを溶かす部分の設定温度。
どういうときに使う?

材料に合わせた印刷条件を決めるときに確認します。

設定・確認のポイント

高すぎ・低すぎの双方で不良が起こるため推奨範囲を優先します。

別の呼び方ホットエンド温度 / 押出温度 / 印刷温度
印刷速度初級Print Speed造形しながらノズルが移動する速さ。
どういうときに使う?

造形時間と仕上がりを比較するときに確認します。

設定・確認のポイント

最大速度だけで実際の印刷時間は決まりません。

別の呼び方造形速度 / スピード / mm/s
移動速度中級Travel Speed樹脂を出さずにノズルが別の位置へ移動するときの速度。
どういうときに使う?

糸引き・時間・振動とのバランスを検討します。

設定・確認のポイント

実際の動きは加速度などにも制約されます。

別の呼び方トラベル速度 / 空走速度 / 非印刷移動
加速度中級Accelerationノズルの移動速度をどれくらい速く変化させるかという設定。
どういうときに使う?

角の精度・振動・印刷時間を調整するときに関係します。

設定・確認のポイント

無理に高くすると表面品質や動作安定性に影響することがあります。

別の呼び方加速 / 加速度設定 / mm/s²
ジャーク上級Jerk移動方向の切替時の挙動に関係する設定名。実装上の意味は制御方式で異なります。
どういうときに使う?

古い機種やファームウェアの速度設定を読むときに出てきます。

設定・確認のポイント

機種によっては別の設定に置き換わっています。

別の呼び方コーナリング / 瞬間速度変化
流量比中級Flow Ratio計算上の材料押出量に対して実際の押出量を調整する倍率。
どういうときに使う?

表面の隙間や盛り上がりが気になるときに確認します。

設定・確認のポイント

材料とプロファイルに合わせて段階的に調整します。

別の呼び方フロー比 / 押出倍率 / Flow / 流量補正
最大体積流量中級Max Volumetric Speed単位時間に押し出せる樹脂量の上限として扱う設定。
どういうときに使う?

高速印刷時の供給不足を防ぐ条件として確認します。

設定・確認のポイント

ホットエンド・材料・温度の組み合わせによって異なります。

別の呼び方最大流量 / 最大押出体積 / mm³/s
リトラクション初級Retraction移動前にフィラメントを一時的に引き戻して樹脂のにじみを抑える動作。
どういうときに使う?

糸引きや小さな樹脂だまりを減らすときに確認します。

設定・確認のポイント

引き戻しすぎは詰まりや供給不良につながることがあります。

別の呼び方引き戻し / 引き戻し量 / 糸引き対策
冷却ファン初級Part Cooling Fan押し出した樹脂を冷やす送風機、またはその回転量設定。
どういうときに使う?

オーバーハングやブリッジの状態を調整するときに確認します。

設定・確認のポイント

素材によって冷やしすぎが層間接着に影響することがあります。

別の呼び方パーツファン / 冷却率 / ファン速度
圧力補正中級Pressure Advance加速・減速で変化するノズル内圧の影響を補うための制御。
どういうときに使う?

角の盛り上がりや押出の遅れを調整するときに確認します。

設定・確認のポイント

名称や校正方法は機種・ファームウェアによって異なります。

別の呼び方PA / K値 / プレッシャーアドバンス / 流量動的補正
入力シェーピング中級Input Shaping機体の共振による揺れを抑えるための運動制御技術。
どういうときに使う?

高速移動で表面に波模様が出るときに関係します。

設定・確認のポイント

対応ハードウェア・調整方式によって効果が変わります。

別の呼び方振動補正 / 共振補正
パージ中級Purge材料や色の切替時に古い樹脂を押し出して取り除く動作。
どういうときに使う?

多色印刷時の色混ざりを防ぐために使います。

設定・確認のポイント

切替が多いと材料の廃棄量と時間が増えます。

別の呼び方フラッシュ / 捨て出し / 材料排出
プライムタワー中級Prime Tower材料切替後に吐出を安定させるため、造形物とは別に印刷する柱。
どういうときに使う?

多色・多材料印刷で切替品質を確認するときに使います。

設定・確認のポイント

スライサーによって名称や役割が少し異なります。

別の呼び方ワイプタワー / パージタワー / 切替タワー
08

印刷不良・トラブル

糸引き・反り・押出不足などの現象

13 WORDS
糸引き初級Stringingノズルが移動するときに細い樹脂の糸が残る現象。
どういうときに使う?

移動や温度、材料の乾燥状態を見直す際の手がかりです。

設定・確認のポイント

温度・リトラクション・吸湿など原因が複数あります。

別の呼び方クモの巣 / 糸状の樹脂 / 毛
反り初級Warping冷却時の収縮などで造形物の端がプレートから浮く現象。
どういうときに使う?

底面が曲がる・途中で剥がれるときに確認します。

設定・確認のポイント

初層の定着・環境温度・材料などを総合して見直します。

別の呼び方そり / 角の浮き / プレートから浮く
押出不足初級Under Extrusion必要な量の樹脂が出ず、線が細い・間が空くなどの状態。
どういうときに使う?

表面に隙間や弱い層が見えるときの原因候補です。

設定・確認のポイント

詰まり・速度・温度・フィラメント送りを確認します。

別の呼び方アンダーエクストルージョン / 樹脂不足 / 隙間
押出過多初級Over Extrusion必要量より多く押し出され、表面が盛り上がるなどの状態。
どういうときに使う?

壁の膨らみや上面の荒れが気になるときに確認します。

設定・確認のポイント

流量だけでなく温度や初層高さも影響します。

別の呼び方オーバーエクストルージョン / 樹脂過多 / 盛り上がり
レイヤーずれ初級Layer Shift途中から印刷位置が横方向にずれ、段違いになる不良。
どういうときに使う?

ある高さから模型がずれているときに確認します。

設定・確認のポイント

機械的な引っ掛かり・速度・ベルトなど複数の要因があります。

別の呼び方積層ずれ / 位置ずれ / 段ズレ
層間接着中級Layer Adhesion上下の印刷層が十分にくっついている状態や強さ。
どういうときに使う?

造形物が層の境目で割れるときに確認します。

設定・確認のポイント

素材・温度・冷却・設計方向などの条件で変化します。

別の呼び方レイヤー接着 / 層間強度 / 積層強度
ノズル詰まり初級Nozzle Clogノズル内部の流路が狭まり、材料が出にくくなる状態。
どういうときに使う?

押出量が急に減る・出なくなる場合に確認します。

設定・確認のポイント

清掃手順は機種・ホットエンドによって異なります。

別の呼び方目詰まり / ノズル堵塞 / 詰まり
ダマ・樹脂の塊初級Blobノズルや造形物に樹脂が局所的にたまってできる塊。
どういうときに使う?

表面に突起ができる・ノズルに絡みつくときに調べます。

設定・確認のポイント

漏れ・定着失敗・過押出などの原因を切り分けます。

別の呼び方ブロブ / 樹脂だまり / 塊
層割れ中級Layer Separation積み重ねた層同士が離れたり、割れたりする不良。
どういうときに使う?

強度が不足して割れるときに確認します。

設定・確認のポイント

層間接着・温度・冷却条件に注意します。

別の呼び方デラミネーション / 層間剥離 / 割れる
初層失敗初級First Layer Failure最初の層がプレートに定着せず、形が崩れるなどの失敗。
どういうときに使う?

印刷開始直後に剥がれる場合の問題を整理します。

設定・確認のポイント

プレートの清掃・温度・ノズル高さを確認します。

別の呼び方初層がつかない / 第一層が剥がれる / 定着失敗
スパゲッティ化初級Spaghetti Failure造形物が外れるなどして、糸状の樹脂が空中へ大量に積み重なる失敗。
どういうときに使う?

印刷途中で造形物が消えた・倒れたときに調べます。

設定・確認のポイント

印刷を安全に停止し、定着やサポートを確認します。

別の呼び方空中印刷 / 麺状になる / もじゃもじゃ
オーバーハングの荒れ初級Poor Overhang Quality張り出した下面の線が垂れたり乱れたりする状態。
どういうときに使う?

フィギュアの背中や顎の下面が荒いときに関係します。

設定・確認のポイント

サポート接触距離・冷却・造形方向などを検討します。

別の呼び方下面が荒れる / 垂れ / 裏面が汚い
ノズル接触中級Nozzle Collision造形中にノズルが印刷済みの部分へ接触してしまう状態。
どういうときに使う?

印刷物が倒れる・異音が出るときの確認点です。

設定・確認のポイント

造形を安全に停止し原因を調べてください。

別の呼び方ノズルが当たる / 造形物にぶつかる
09

機材・データ形式

ノズル・送り機構・STL・3MF

14 WORDS
ホットエンド初級Hotendフィラメントを熱して溶かす押出機構の加熱側部品。
どういうときに使う?

ノズル温度や詰まりの話題で出てくる部品です。

設定・確認のポイント

高温になるため、メンテナンスは機種の安全手順に従います。

別の呼び方ホットエンドユニット / 加熱部分
エクストルーダー初級Extruderフィラメントをつかんでホットエンドへ送る機構。
どういうときに使う?

送り不良や材料の適合性を調べるときに確認します。

設定・確認のポイント

硬さの異なる材料には対応機構の条件があります。

別の呼び方押出機 / 送出機構 / フィラメント送り
ボーデン式中級Bowden Extruder送り機構とホットエンドを離し、チューブで材料を案内する構成。
どういうときに使う?

プリンターの送り方式を理解するときに使います。

設定・確認のポイント

リトラクション特性がダイレクト式と異なります。

別の呼び方ボーデンチューブ / 遠隔エクストルーダー
ダイレクト式中級Direct Drive Extruder送り機構をホットエンド近くへ配置する構成。
どういうときに使う?

柔らかい材料や押出制御を検討するときに見ます。

設定・確認のポイント

機種ごとに対応材料や速度条件が異なります。

別の呼び方ダイレクトドライブ / 直結押出
ベッドレベリング初級Bed Levelingプレートとノズルの高さ関係を測定・調整するしくみ。
どういうときに使う?

初層が片側だけ薄い・定着しないときに関係します。

設定・確認のポイント

機種によって自動補正と手動調整の範囲は異なります。

別の呼び方オートレベリング / ABL / ベッド補正
Zホップ中級Z Hopノズルを移動前に少し持ち上げて、造形物へ当たりにくくする動作。
どういうときに使う?

移動中の接触を抑えたいときに検討します。

設定・確認のポイント

使いすぎると印刷時間や糸引きに影響する場合があります。

別の呼び方Zリフト / 移動時リフト
ベルト中級Belt軸方向の移動を伝える機械部品。
どういうときに使う?

レイヤーずれや振動の機械的原因を調べるときに確認します。

設定・確認のポイント

点検・張り調整はメーカー手順に従ってください。

別の呼び方駆動ベルト / タイミングベルト
Gコード初級G-codeノズル移動・押出・温度など印刷手順を表す命令形式。
どういうときに使う?

スライス後の出力データの説明で出てきます。

設定・確認のポイント

機種固有の命令が含まれることがあり、互換性に注意します。

別の呼び方GCODE / 印刷コマンド / プリンタ命令
STL形式初級STL形状を三角形の面の集まりで表す3Dモデル用ファイル形式。
どういうときに使う?

3Dモデルの読み込みや配布でよく利用します。

設定・確認のポイント

色や詳細な印刷設定は通常STLだけでは保持しません。

別の呼び方.stl / STLファイル / 三角形メッシュ
3MF形式初級3D Manufacturing Format3D形状に加え、対応ソフトでは材料・配置・プロジェクト情報なども保持できる形式。
どういうときに使う?

スライサーの設定ごと作業を保存・共有したいときに使います。

設定・確認のポイント

含められる情報や互換性はアプリケーションに依存します。

別の呼び方.3mf / 3MFファイル
メッシュ初級Mesh点・辺・面をつなぎ合わせて立体の表面を表すデータ。
どういうときに使う?

モデルの穴や形状エラーを確認するときに関係します。

設定・確認のポイント

閉じていないメッシュはスライサーで不具合が起きる場合があります。

別の呼び方ポリゴン / 三角形メッシュ / 3Dメッシュ
非多様体上級Non-manifold面のつながりが立体として不自然で、内外が正しく決まらない状態など。
どういうときに使う?

スライス時に欠けや警告が出るときに確認します。

設定・確認のポイント

修復方法は形状とモデリングソフトによって異なります。

別の呼び方ノンマニフォールド / 壊れたメッシュ / 穴あきモデル
エンクロージャー中級Enclosure造形空間を覆い、周囲の風や温度の変動を抑える構造。
どういうときに使う?

反りや温度管理の話題で登場します。

設定・確認のポイント

安全性・換気・対応材料・機種の仕様を確認します。

別の呼び方囲い / 密閉型 / 筐体
ファームウェア中級Firmwareプリンター本体の動きやセンサーなどを制御するソフトウェア。
どういうときに使う?

更新情報や機能差を確認するときに出てきます。

設定・確認のポイント

アップデートは機種メーカーの案内に従ってください。

別の呼び方プリンターソフト / 本体制御ソフト
ABOUT THIS TOOL

フィラメント式(FDM/FFF)3Dプリンターを中心にまとめた、初心者向けの学習・設定確認用辞典です。Bambu Studio、OrcaSlicer、PrusaSlicerなどでは項目名・挙動・設定可能範囲が異なる場合があります。実機の操作や安全に関わる設定は必ずメーカーの案内を優先してください。用語検索や絞り込みはブラウザ内で行い、入力した検索語は送信・保存しません。

YUKI DIGITAL LAB / 3D LAB

3Dプリンターの用語を調べながら、印刷設定を理解する

3Dプリンターを使い始めると、スライサーの画面には「積層ピッチ」「インフィル」「ブリム」「リトラクション」など、多くの専門用語が並びます。言葉だけでは何を変える設定なのか、印刷結果にどのような影響があるのか分かりにくいものです。

この無料用語辞典では、主にフィラメントを溶かして積み重ねるFDM/FFF方式の3Dプリンターを対象に、基本から印刷設定、表面仕上げ、トラブル対策まで115用語を9カテゴリーに整理しました。各用語の意味だけでなく、「どんなときに使うか」「設定・確認のポイント」もまとめています。

用語辞典の使い方

  1. 検索する:ページ上部の検索欄に気になる日本語・英語・別名を入力すると、該当する用語が絞り込まれます。説明文に含まれる言葉からも探せます。
  2. カテゴリーで探す:材料、スライサー、初層、サポート、表面仕上げ、印刷条件、トラブル、機材など、目的に合う分野に絞り込めます。
  3. 初心者向けに絞る:「初心者向けだけ表示」を選べば、まず覚えておきたい基本の用語から確認できます。
  4. カードを開く:用語を選択すると、使用場面、注意点、別の呼び方、関連用語を確認できます。関連用語へ移動して違いを調べることもできます。

よく調べる用語の候補から選ぶこともできます。個別の用語カードには共有用リンクのコピー機能があるため、後から同じ項目を参照したいときにも便利です。

まず覚えたい3Dプリンターの基礎用語

フィラメント・PLA・PETG

フィラメントは、FDM/FFF方式のプリンターに供給する樹脂材料のこと。PLAやPETGはその材料の種類です。材料によって適したノズル温度、ベッド温度、冷却、保管方法などが異なるため、同じモデルでも設定をそのまま使い回せるとは限りません。印刷前には使う製品の推奨条件を確認しましょう。

積層ピッチ(レイヤー高さ)

積層ピッチは1層あたりの高さで、0.08mmや0.20mmのように設定します。同じ60mmの高さを単純計算すると、0.20mmでは約300層、0.08mmでは約750層です。細かい積層ピッチは段差を目立ちにくくする方向に働きますが、積層数が増えやすく、印刷時間や安定性はほかの設定にも左右されます。「薄いほど必ずきれい」とは限りません。

インフィル・壁数・ノズル径

インフィルはモデル内部の充填構造、壁数は外側に作る壁の数、ノズル径は樹脂を押し出す穴の大きさです。材料の使用量や強度、細部の再現に関係しますが、完成品の強度は充填率だけでは決まらず、印刷方向や形状にも影響されます。

混同しやすい印刷設定の違い

ブリム・スカート・ラフトの違い

いずれも初層付近で目にする設定ですが、役割は異なります。ブリムはモデルの底面の周囲へ薄い縁を追加して定着を補助します。スカートはモデルに接しない位置へ線を引き、主に樹脂の押出状態を確認するものです。ラフトはモデルの下に印刷用の土台を追加します。底面が剥がれるときは、まず原因を確認し、必要な方法を選びましょう。ブリムやラフトには材料や除去作業が増える場合があります。

サポート・ツリーサポート・オーバーハング

オーバーハングは外側へ張り出す形状、サポートはそのような部分の造形を補助する仮の支えです。ツリーサポートは枝のように伸びるタイプで、通常サポートとは支柱の形状や接触のしかたが異なります。サポートが取れない、裏面が荒れるといった問題には、接触距離やインターフェースの設定も関係します。必要な支えの範囲と取り外しやすさをあわせて確認してください。

アイロニング・シーム・リトラクション

アイロニングは主に平らな上面をノズルでならす仕上げ機能で、積層ピッチそのものを変更する機能ではありません。シームは外周の印刷開始・終了位置に生じるつなぎ目、リトラクションは移動時にフィラメントを引き戻して糸引きを抑える動作です。見た目を良くしたい場合でも、それぞれ対処する現象が違うため、気になる症状に合った項目を調べるのが近道です。

用語を調べた後はスライサーで確認する

分からない言葉の意味が分かっても、数値を一度に大きく変更するのはおすすめできません。印刷不良が出た場合は、まず症状と関係する設定を調べ、できれば小さなテストモデルで1項目ずつ変更して比較しましょう。ブリムやサポートはスライサーのプレビューで追加される形状を、積層ピッチや充填率は印刷時間・材料使用量の見積もりを確認すると理解が深まります。

本辞典はBambu Studio、OrcaSlicer、PrusaSlicerなどで見かける用語の学習にも役立ちますが、設定の名前、意味する範囲、操作できる値はソフトウェアやバージョンによって異なることがあります。実際に変更するときは利用中のスライサーとプリンターの公式案内を優先してください。

よくある質問(FAQ)

Q. 3Dプリンター初心者は、どの用語から覚えればいいですか?

A. フィラメント、ノズル径、積層ピッチ、インフィル、ブリム、サポートを先に覚えると、スライサーの基本設定が読みやすくなります。「初心者向けだけ表示」で絞り込み、関心のある項目から確認してください。

Q. ブリムとラフトは何が違いますか?

A. ブリムはモデルの周囲に薄い縁を作り、ラフトはモデルの下に別の土台を作ります。どちらも定着を補助する方法ですが、使用する材料や底面の仕上がり、除去の手間が異なります。

Q. 積層ピッチを0.20mmから0.08mmにすると印刷時間も2.5倍ですか?

A. 同じ高さを単純計算した積層数は2.5倍になりますが、印刷時間が同じ倍率になるとは限りません。移動速度、壁数、インフィル、サポートなども関係します。

Q. アイロニングを使えば曲面の積層痕も消えますか?

A. アイロニングは主に平らな上面を整える機能です。曲面や側面の段差を同じように改善する機能ではないため、造形の向きや積層ピッチなども確認してください。

Q. 英語の設定名でも検索できますか?

A. はい。日本語だけでなく、英語名や別名でも検索できます。例えば「Layer Height」「Brim」「Ironing」のような言葉から対応する日本語の説明を探せます。

この辞典を使うときの注意点

収録内容はFDM/FFF方式を中心とした学習・設定確認用の説明です。実際の印刷結果はプリンターの機種、フィラメントの種類や状態、モデル形状、温度、冷却、印刷速度などによって変わります。特に高温部や材料の取り扱いではメーカーの安全上の案内に従い、設定変更後は無理のない条件で試してください。

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